インフル:「アビガン錠」を新たに備蓄薬に 厚労省が方針

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     新型インフルエンザ対策を検討する厚生労働省の作業班は3日、現在備蓄しているタミフルなどの治療薬が効かない場合に備え、ウイルスの増殖を防ぐ作用が異なる抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」を備蓄する方針を決めた。アビガン錠は妊婦が服用すると胎児に重篤な副作用が出る危険性があり、極めて限定的に使用を認める。

     現在の備蓄薬はタミフル、リレンザなど4種計5650万人分で、ウイルスが細胞から細胞に移るのを妨げて増殖を防ぐ。富山化学工業(東京都)が開発し、3年前に製造販売が承認されたアビガン錠は細胞内で増えること自体を阻害して増殖を防ぎ、海外ではエボラウイルスへの効果も注目され投与された。

     ただ、アビガン錠は動物実験で胎児に奇形を起こす恐れが確認されており、厚労省は今後、妊婦への投与の原則禁止や、重症化する危険性の高い新型インフルエンザで既存4薬すべてに耐性がある場合に限り使用するなどのガイドラインを学会と連携してまとめる方針。【山田泰蔵】