小児がん、支援の輪広げる 患者家族ら啓発イベント

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     小児がんの現状を知ってもらい支援の輪を広げようと、家族らでつくる公益財団法人「がんの子どもを守る会」(東京)が各地で啓発イベントを展開中だ。小児がんをめぐっては、闘病経験者の継続支援や治療環境の改善など多くの課題を抱える。イベントは2月15日の「国際小児がんデー」に合わせた取り組みで、3月にかけて宮城や長野、高知、宮崎各県など全国約40カ所で実施する。

     守る会によると、他の患者団体などとも連携し、商業施設や医療機関、県庁や市役所などの公共施設、駅前で啓発チラシを配布したり、募金への協力を呼び掛けたりする。また小児がんの子供の絵画展も開く。

     1月30日から2月1日まで東京都文京区の施設で開かれた絵画展では、小児がんで亡くなった子供や闘病経験者が日常生活の様子を描いた絵画のほか、母親に宛てた絵入りの手紙など約20点を展示した。

     来場した文京区職員の山下和明さん(50)は「しっかりとしたタッチで描かれた絵に、命の力強さを感じた」と話した。

     守る会の山下公輔理事長は「小児がんは現在治る病気になりつつあるが、治療の後遺症の心配などから長期的なフォローアップが必要だ。就職での差別など社会復帰への壁もある」と指摘。「闘病中の子供や親の支援はもちろん、闘病経験者を社会で受け入れていく体制づくりも急務だ」と訴えた。〔共同〕